北方民族博物館に行きたいし、流氷を見に行こう!ということで、一路網走へ行った記録の続編です。
旅程
1日目:女満別空港〜北方民族博物館〜天都山〜オホーツク流氷館〜道の駅 流氷街道網走〜網走市立郷土博物館分館 モヨロ貝塚館〜珈琲屋 デリカップ
2日目:網走監獄〜JR北浜駅〜濤沸湖〜流氷船おーろら〜女満別空港
流氷とともにやってきて、流氷とともに去る
前回辿り着いた天都山の山頂から、少し雪道を歩いて、オホーツク流氷館へ。
まずはカフェ・ド・クリオネで流氷ソフトクリームを。
寒い中を歩いてきましたが、なぜか食べたくなるアイスクリーム(やはり北海道の屋内はとても暖かいです)。
ここでしか食べられないという流氷ソフトクリームは、オホーツク海の塩を使った塩キャラメル味。青い塩は、海藻由来の天然色素で着色されているとのこと。
“流氷の天使”クリオネもいました。
「流氷とともにやってきて、流氷とともに去る」とはなんとも詩的な表現。
日本での正式名称は「ハダカカメガイ」。巻貝の仲間で、生まれたてのクリオネは貝殻を持っているそうです。
成長するにつれて貝殻は消えてしまう。
流氷の穴に入り込んで北海道へとやってくるクリオネ。流氷にくっついているので、簡単に捕まえることもできるとか。
流氷街道網走
いよいよ流氷を見に、乗船場のある道の駅 流氷街道網走へ。
しかしこの日は夜にかけて雪が強くなるようで、午後の便は欠航。
2階にあるフードコート・キネマ館で、窓から停泊中の観光砕氷船おーろらを見ながら、オホーツク千貝柱塩ラーメンをいただきました。
高倉健さん主演の映画「網走番外地」のポスターもたくさんありました。
モヨロ・コタンへの道
道の駅から、徒歩で網走市立郷土博物館分館 モヨロ貝塚館へ。
アイヌの人々が「モヨロ・コタン」と呼んでいたことから、モヨロ貝塚と名付けられたそう。”最寄貝塚”という名称で国の史跡に指定されています。
モヨロはアイヌ語で「入江の内、あるいは所」という意味で、コタンは集落。
道の駅周辺などの大通り沿いの歩道は、歩く人も多く、除雪もされているようでしたが、大通りを曲がりモヨロ貝塚館へ向いはじめるとどんどん雪の積もった道に。
知床出身のメンバーくみさんに、雪道はよく転ぶので気をつけて、と言われすごく気をつけていましたが、2回くらい転びました。
デリカップへの道
モヨロ貝塚館を出ると、空はだんだん暗くなって、雪も降り出してきた。
今日は早めにホテルに戻った方が良さそう、ということで、徒歩圏内で行けそう且つ気になっていた珈琲のお店デリカップを目指すことに。
夕方わりと早めの時間でしたが、街からだんだんと車や人の気配が少なくなっていきます。
雪とともに暮らしている街なんだな、と少し実感。
お店に入ると、まるで別の時間が流れているようなレトロで素敵な雰囲気。
元々は1977年創業の歴史あるジャズ喫茶。2020年に火災で消失するも、常連のお客さんたちの支援によって2021年に移転。営業再開したそうです。
ここにもまた歴史あり。
美味しい珈琲とケーキをいただきました。
お店を出ると、いよいよ本格的に降り出した雪で街は真っ白に。
明日も流氷観光船は出ないかもしれない、と思いながら。吹雪の夜が更けていきます。